私は高校の時から筋トレが好きで、大学ではパワーリフティングを競技者としてやって、その延長で社会人になってからもボチボチ筋トレをしている。ソフトウェアエンジニアは運動不足になりがちなのと、椅子に座ってる時間が長いことで骨格がおかしくなりやすいので、何かしらの運動をすることは重要と感じている。また一般にも、運動をしている仕事人の方が成果が良質であることが知られている。
全盛期ほどは強くないが、今も、スクワットは140kgでセットを組むくらい。昨日は、デッドリフト165kgを一発挙げた。ベンチは最近やってないので100kg挙がらないと思うが、ちょっと前は100kg*5くらいは出来た。ふつうのジムでやる分には強い方だろう。
パワーリフティングで大会に出るわけではないので、あくまでも健康目的が強く、そのため、色々な競技を楽しみたいとは思っている。そのため最近は、ウェイトリフティングのクリーンやスナッチなども軽量ながら取り組んでいる。これらはクイックリフトと呼ばれる種目であり、パワーリフティングとは別の刺激がある。パワーリフティングを静とするならば、クイックリフトは動と形容することが出来る。動作は速く、反動を使って挙げる点が異なる。走ったり跳んだりするための身体作りに向いていると考えられていて、陸上競技やラグビーなどでは、クイックリフトが積極的に取り入れられている。Youtubeで検索すれば、ウサインボルトがクイックリフトをする動画が見つかる。
ベンチプレスに対してダンベルプレスがあるように、バーベルスナッチのバーベル版としてダンベルスナッチがある。これはダンベルを足元から頭上まで一気に引き上げる動作を繰り返すものである。私は最近この種目を、トレーニングの最後に入れるようにしている。その延長で今、ケトルベルに注目している。
ケトルベルは、もし知っている人がいるとすれば、エメリアネンコヒョードルがトレーニング道具として使ってると噂されたことに起因するだろう(のちに彼は否定している)。格闘技や、軍隊のトレーニングでもケトルベルは注目されている。(ロシア軍は有名)
今、アメリカではクロスフィットという競技が注目されている。これは、バーベルスナッチやC&J、腕立て伏せ、ダッシュ、逆立ちなどサーキットトレーニングを競技化したものであり、ケトルベルはこの一種である。パワーリフティングのように、超絶的な筋肥大を目指すとか、ストロンゲストマンになるとかそういう目的ではなく、動ける筋肉を作るものである。格闘も軍隊も、重いバーベルを一発挙げて終わりというものではないので、このような種目がより実践的であるとして受け容れられている。
私は、一度、ケトルベルを本気でやってみようかと思っている。その理由は、
- 向いてそう(特にジャーク)
- 脂肪燃焼に良い(1時間に1200kcal消費する。15分で300kcal)
- 自宅でやることも可能(ケトルベルを買えばいいし、場所もとらない)
- 木場公園がケトルベルの聖地だ
多くの有能な仕事人は、朝早起きし、筋トレ/ランニング/ヨガをやり、交感神経をONにしたあと、仕事を始める。ケトルベルならばこれが出来る。
ケトルベルの階級は私の体重に近いところでは70、75、80と5キロ刻みなので、まずは75キロ級でやれるように絞るつもりだ。
まずは16kgのケトルベルを1つ買ってみた。これでスイング、スナッチ、片手ジャークなどをやってみて気性的にも合うと判断したら、16kgをもう一つ、20kgのペアなどを買い足すつもりだ。ゆくゆくは、トレーナーライセンスもとり、副業としてトレーナー業もやりたいと考えている.