楽天ひかりは遅すぎる
楽天の予告どおり 2020年の4月1日にSANNETの廃止が行われ、楽天ひかりへの一本化が行われた。
もともと、楽天ひかりの速度が遅いということは言われていたし、 以前の記事でも書いたとおり、自分でも測定して知っていたのだが、 SANNETの設備との一本化が行われるということで、多少の改善が見られるかと多少は期待していたものの、 全くそんなことはなかった。 一言でいうと、「使い物にならないゴミ」といったところである。
4月1日の回線の切り替え後、Twitterで「楽天ひかり」で検索するとたくさんのユーザが悲鳴を上げていた。
また、解約のためにコールセンターに電話をかけるものの何時間も繋がらない、 逆に、すでに解約しているはずなのになぜかまだ接続出来てしまうというもケースもあったようだ。 むちゃくちゃである。
しかし、Twitterの情報は真偽が怪しい上にまとまりのないものであり、 実際に楽天ひかりがどのくらい遅いのかは自分自身で調査しておく必要がある。 そこで今回は、まる一日かけて楽天ひかりの速度の変化を調査したので、それを報告する。
実際に計測してみた
楽天ひかりに切り替え初日の4月1日に、およそ1時間おきにFAST.com上で測定を行った。 場所は東京都江東区。
下り速度
概ねの傾向はこうである。 午前中と深夜には速度は十分(100Mbps以上)であるが、それ以外の時間帯では10Mbpsも出ない。 このレベルの速度だと、Twitchなどの配信サービスをまともに視聴することが不可能になる。 また、ウェブページでも多少重いものになると、ロードに時間がかかりストレスを感じるレベルとなる。
調子の良い時は十分な速度が出ていることを考えると、 私の設定が間違ってるという可能性は否定出来る。
上り速度
上り速度は、常時100Mbps以上出ている。遅いのは下りだけのようだ。
レイテンシ(遅延)
午前中や深夜などの高速な時間帯ではレイテンシは10ms程度と低い。 しかし遅い時間帯には50ms程度と非常に長い。 この数値は、FPSなどのゲームをする場合には特に問題となってくる。 50msでは、公平な条件でゲームをするのは不可能というレベルである。
SANNETは速かった
回線切替以前のSANNETでは、速度は常に100Mbps以上、レイテンシも10ms以下と快適だった。
解約したいが解約方法がわからない
楽天ひかりは6月目処のIPv6プラスの提供を予定しているが、 新型コロナウイルスの影響でこれが延期される可能性はあるし、 そもそも6月まで3ヶ月も待つことは出来ない。 今日から3日以内にやってくれるのであれば我慢するが、3ヶ月も待つことは出来ない。
ということで、早急に光コラボの事業者変更をしたいのだが、 冒頭に述べたとおり、コールセンターは繋がらない。 では、ウェブフォームから出来るかというと、ウェブフォームからでは 「全解約」という、この「全」が何を意味してるのか全くわからない 解約しか出来なくなっており、事実上、解約は出来ない。
楽天のいう解約というのは
- 事業者変更
- 光回線自体を撤去工事
のうち、いかにも後者を意味していそうな感じである。 そうやって、ユーザを自社に縛り付けておきたいからだ。 こういったことをきちんと文章として書いていない点も私の楽天ひかりに対する不信感を募らせる原因となっているため、 早急に事業者変更を行い、楽天から離れたい。
楽天は、事業者変更のための専用フォームを作り、より公平な態度をとるべきだと思う。 往々にして日本のサービスというのは、解約が難しくなっており、それが、契約のしにくさに繋がっていると私は考えている。 こういうあこぎな商売はすべきではない。
日本のサービスは解約の仕方が難しいことが多くて糞だと思う事業者変更をした際には、そのやり方を追って報告するつもりだ。