はじめに
この記事は、おれが今契約している楽天ひかりを解約するに当たって調査したことを残しておくものである。 今、楽天ひかりに対して何を不満に思っているかと、具体的な解約(+他社への移行)手段について書き残しておきたい。 目的は第一には自分のためのメモであるが、おれと同様に楽天ひかりに不満を持ってる人を救うためでもある。 楽天ひかりでなく他の光コラボに読み替えても、通用する箇所は多いと思う。
楽天のアンチなの?
おれにとって楽天は嫌いな企業ではない。特に、楽天市場については今、送料無料化が独占禁止法に抵触するうんぬんで 国から怒られているが、なぜ国は楽天を優遇しようとしないのかが不思議だ。 楽天が負ければ、日本はアマゾンに完全に食われてしまうし、楽天でものを売って生計を立てていた人たちが困ってしまう。 おれは楽天では結構買い物をした。アマゾンで売ってないものが売ってたりするからだ。 鹿児島の農家が作った茶とか、いいかんじの砂糖みたいなものまで売ってたりするし、アマゾンでは売ってない本が売ってたりもする。
アフィリエイトについても、楽天のアフィリエイトが盛り上がってくれたらおれのようなブロガーには恩恵がある。 ブロガーに対して協力する姿勢は、アマゾンより楽天の方が強い。 アマゾンは国際企業なので、日本の市場についてはわりかし棄て気味だ。 おれはPCゲーマーでもあるのだが、国際的なゲームが日本対応を疎かにしたり、日本では販売しないとするケースが最近は増えてきた。(「おま国」という) 日本の市場価値がなくなれば、当然そういうことは起きてくる。 購買なんてものは、それこそ経済力が直結するから、その意味でも経済的に下落傾向にあり、かつ日本語とかいう特殊な謎言語を使う日本などという国は 世界から見ると魅力を失っている。その中で日本を盛り上げようとする楽天を国が邪魔するのは理解出来ない。
楽天で買う時はここから買ってほしい。楽天を盛り上げよう!
そしてなにより、楽天の光コラボをずっと使っていたということがアンチでない何よりの証拠である。
楽天ひかりの回線一本化による性能低下
現在のインターネット
楽天ひかりがSANNETを廃止して楽天モバイルだか楽天ブロードバンドだかに一本化するという話は以前にした。
楽天ひかり(マンションタイプ)の下り速度は1桁Mbps今現状としては移行のための猶予期間であり、 両方の接続が使えるようになっている。
そうした中、今現在おれが使っているのは古いSANNETの方である。なぜならば速いからだ。 現在の回線速度を見てみよう。
ping 4ms、下りも上がりも250Mbps超え。十分だ。 配信しながらFPSゲームだって出来る。 Nuroレベルの最速ではないが、十分に高速であり、不満はない。
新しい回線に切り替えると完全なるゴミとなった
では、これを新しい回線に切り替えるとどうなるか?
同時刻に計測したものだということに留意されたい。
ping 61msに下りは5Mbps、上がりも50Mbpsを切っている。
このネット回線ではどうなるか?
- テキストだけのサイトを見るのはさほど不自由ない
- Twitchなどのゲーム配信サイトを見ると最低画質に落とされる上、それでも接続が安定しない
- 60msも遅延があったら常に撃ち負けるため、FPSゲームは不可能。引退するしかない
ふざけるなクソが。
SANNETから切り替えで一本化するのであれば、 一本化する4月以降は多少改善するのかもしれないが、 それについても記載がない。SANNETの資産がどうなるのかの記載がないため、 最悪ケースでは4月以降、このままということもあり得るのだ。 というか現実問題としてはその方が可能性が高い。むしろ悪化すらある。 (今後どうなるか情報があるのであれば、メールしてきなさい)
6月にはIPv6プラスの提供をはじめると言っているが、確約はされていない。
解約方法について調査しよう
光コラボ事業者変更とは?
2019年7月から光コラボの事業者変更というのが可能になった。
どういうことかというと、もともとX光からY光に変更する時には、
- X光を解約
- フレッツの撤去工事を行う
- Y光を契約
- フレッツの開通工事を行う
という手順を踏んでいたのだが、 光コラボはどれもNTTフレッツ網を利用しているため明らかに2と4は不要なのである。 これをなくすのが「事業者変更」である。 もともとNTTフレッツと直に契約していた人は別途ビッグローブだとかOCNのようなプロバイダと契約していたと思うが、 その時はプロバイダを簡単に変更出来たはずである。そのような世界に戻ると理解すればよい。
光コラボレーション事業者様が提供する光アクセスサービス(NTT東日本より提供を受けた光アクセスサービスを利用したもの)をご利用中のお客様が、他の光コラボレーション事業者様※1の提供する光アクセスサービスへ工事不要※2で移行することを「事業者変更」といいます 。
事業者変更を行うためには、 現在契約しているプロバイダから「事業者変更承諾番号」 というのを受け取る必要がある。
おれがしたいのは、楽天ひかりを解約して、 他のビッグローブ光だとかOCN光だとかに事業者変更することである。
解約に関する資料を読む
実際に解約に関する資料を読むことにする。 するとまず気づくことが、「解約日に関する記載に、契約書とウェブ画面で一貫性がない」ということである。 (上が契約書、下がウェブ画面)
- 下では、解約可能期間は4/11-5/10となっているが、その情報は上では読み取れない。上では、4月には解約出来ないように見えるし、また5月一杯は解約出来るように見える。
- 下では「解約月」という言葉が使われているが、「月」と言ってるのになぜが「末日」と書いており、そもそも単位が違うし、これに相当する用語は契約書の方には存在しない。契約書や特許明細書など法的な文書では、 同一の意味を持つ言葉は同じ言葉を使い続けるというのが曖昧さを排除するために必要なルールである。
このように、かなりガバガバであることがわかる。 チェックが不十分だったでは許されない箇所である。従って「わざとやっている」と考えるのが自然であり、 その場合、消費者を騙そうとしているという意図が感じられる。例えば、5月20日に解約申し込みをする人だって現れるだろう。どうするつもりなのだろうか?
おれが楽天の嫌いなところがあるとすればこういうところである。 自分たちの儲けのためならば何をやっても良いという態度が透けて見えている。 そうした態度が積もり積もって、国による規制という話にもなっているのではないだろうか。
海外のサービスの方がキャンセルがしやすく、それ故に契約しやすいという話は以前にしたので興味があれば読むとよい。
日本のサービスは解約の仕方が難しいことが多くて糞だと思う光コラボの事業者変更についても、それ以前というのは消費者の利便性など一切考えていないということであり、 契約に縛り付けて金を搾り取ればそれで良いという精神性がにじみ出ている。
事業者変更に関する記述なし
以上が解約に関する曖昧さに対する指摘であったが、もう一つ気づくことは 「事業者変更承諾番号」に関する記載が一切ないことである。 これでは、解約と言った時にフレッツ網の完全撤去まで含まれているのか、 事業者変更だけが行われるのかがわからない。
こうやって、大切なところを曖昧にして消費者を脅し、自分たちのサービスに縛り付けて金をむしり取ろうとするのは 自分の首を締めているだけだからやめた方がよい。
その他、以前の記事に書いたように楽天ひかりの移行に伴って振り込み口座の情報が引き継がれなかったらしく、 クレジットカードからの引き落としが出来なかった件について、おれはそのあと、クレジットカードの情報を入力して 2月分についてはクレジットカードから振り込まれたのだが、1月分については振り込み用紙から振り込むことを強制してくる。 この振り込み用紙の発行にはなぜか200円がかかっているため、おれとしては1月分についてもクレジットカードで振り込んで、200円については 返金していただくのが筋だと思うのだがそうはならないようだ。 なぜ筋かというと、
- 勝手に引き継ぎを怠って
- 勝手に手紙を送ってきて
- それにすぐさま対応しなかったから200円ペナルティ
なんて強引なやり方がまかり通っていいはずがないからだ。
もう解約しかない。めんどくさいが、しょうがないね。