ルービックキューブの進捗だが、 おれは簡易CFOPが出来るようになったあと、しばらくF2Lの練習をしていた。 F2L41種については高等テクは使えないが、手順どおりに解けるようになった。
以下の動画では、F2Lの解法のパターンについて考察した。
次は予定どおりPLL21種を覚えようと思ったが、 ざっと見てみると、いきなり全部覚えるのは厳しそうだし、 おそらく学習効率が悪い。 二月の勝者のおれにいわせると、 学習というのは、一気に全部やればよいというものではないのだ。 意味のある単元に区切って演習をはさみ、定着させていく必要がある。
そこでおれは、PLL21に行く前にPLL13というステップを挟むことにした。 もともとPLLは6種習得していて、ヘッドライトのあるなしでTかZで変形して、 Ua,Ub,Z,Hのいずれかで解けるという2ステップPLLは出来た。
今回は、1.5ステップPLLとでも呼ぶべきセットを習得する。 もちろんこれはおれが独自に取捨選択したものだ。
PLL13の思想
PLL13の基本方針は「Tパームの速さに頼る」だ。 Tパームは手順がセクシー、ジャックナイフ、スネイクなどの基本手順で構成されており、 非常に回しやすい。 そして、実はいくつかのPLLはTパームに帰着させることで解くことが出来る。 YやJbなどはそもそもがTパームの亜種であると気づいてる人は多いと思うが、 実はJa,V,FもTパームの応用で解ける。これについてはロッキー氏のチャンネルを見るとわかるだろう。 ロッキー氏は「なぜ解けるのか」に着目して解説する動画を出しており、 こういった動画は、初級者が解法を覚える上で役立つ。
この思想に基づいて、PLL13では、次の8PLLを捨てる。 Na-b,Ga-d,Ra-b
まずNパームだが、これは確率が低い。2.8%
GパームとRパームはヘッドライトのあるT系PLLだが、 見極めが難しいのと、手順が難しいため思い切って捨てる。 合わせて33.3%
つまり、 N以外のY系PLLはすべて1ステップで解けるようにし、 ヘッドライトがあるもののうち、混乱を招くものや難しいものは敢えて捨てることにする。
全体では63.9%が1ステップでカバー出来る。 タイムについていうと、 GやRもTパームで変形させるところから始まるため、 ほとんどの場合にTパームを使うことになる。 これにより、Tパームは習熟度が上がるだろうから、 全体としてタイム短縮の効果が得られやすい。
判定
判定については色々な分類法がありえると思うが、 PLLは究極的には2側面を見て一目でわかる仕組みになっている。 従って、揃ってる面がある・ヘッドライトがあるなどで細かく分類し、 絞り込む方法には、将来性がない。
ただし、 初期の段階では、分類によって捨てたPLLを判定する必要がある。 しかしこれは簡単である。
- G: ヘッドライトがあるがTではない
- R: 同上
- N: 2面4つだが、このような配置で2面が現れることはNパームしかない
手順
手順については、 今のところ、以下の手順で実行しようと思っている。
ここでは追加の7種のみ書く。 基本6PLLについては 簡易CFOP法 を見て欲しい。
見ると実に4/7はTパームの応用であることがわかるだろう。 パターンや手順を含めて、このサイト が一番参考になると思う。
- Ja: S T S'
- ポジ:3連が左
- Sはセットアップの意味
- S = F Ja, S’ = Tr F'
- Jb: (Tr-F’) (Tr-U’) (Sn) (Ja)
- ポジ: 3連が左
- Tパームを途中からはじめてローテートしたような手順
- V: S T S'
- ポジ: 2連コーナー左下
- S = 左セクシー
- S’手順は、LU’をするとI化したような形になるのでL’ULでスロットイン
- F: S T S'
- ポジ: 3連が左
- S = R’U’F’, S’ = FUR
- 最後のF’Fがキャンセル出来る
- E: x’ (Ja-D) (Tr-D’) (Tr-D) (Ja-D')
- ポジ: 前後にスワップする方向
- 黄色面手前スタート
- Dは左手小指のプルプッシュを繰り返すのがコツ
- Aa: x (R’UR’) D2 (Ja) D2R2
- ポジ: 2連コーナー左下
- 白面手前スタート
- 右親指上面から回し始める
- Ab: x R2’D2 (Tr) D2 (RU’R)
- ポジ: 2連コーナー左下
- 白面手前スタート
- 右親指上面からR’のダブルで回し始めるのがコツ。Dは左手