おれは基本的に子供は好きだが、 自分では子供を作ろうとは思わないし、 子供を作るやつは頭がおかしいのではないかと思っている。
それはおれ自身が生まれてきたことが不幸だと思っていることに拠る。
人生で楽しいのは、社会に出るまでであって、社会に出てからは面白いことは何もなかった。
社会に出てから人生を楽しめている人というのは、社会に適合出来る人間だ。 他人のことをクソと思いながらも適当に付き合うことが出来たり、 面白くないなと思っても笑わないといけない。 笑う笑わないも、相手の地位などに応じて適切に選択する必要がある。 建前という、ただの嘘でしかないものも、うまく解釈して交わす必要がある。
おれには出来ないことだ。 心の底では面白くないと思いつつも、それなりに笑ったりすることは出来ない。
だから、社会に出てから楽しいことが何もない。 まともな人間の言ってることが面白いと思ったことも一度もない。 常に、冷めている。 実際、社会にうまく適合出来るようなやつというのは 大して頭も良くないし、面白い人間でもないから、 世の中には全くおもしろくないことが溢れすぎている。 寒いことを言ってるのになぜか同様に頭の悪い人間の賛同を受けているような光景を見ると、 さっさと死ねばいいのにとしか思わない。
人生には楽しいこともある。 子供の頃にはいい思い出も多かったし、 性的なこともそれなりに楽しんだ。
しかしそれだけだ。 それと、生きる苦しみは全く釣り合わない。 おまけに、子供の頃に大臼歯を破壊されたことによる健康問題にも悩まされていて、 苦しむために生きてるような状態になっている。 最近は、まともに眠ることすら出来なくなった。
他人と馴染めなかったら人生終わり? そんなバカな話があっていいのか?
そんな子供を生む可能性があるくらいならば、 子供を作るべきではないと思うのだ。 立派な言葉でいうと反出生主義という言葉があるけど、 自分にはそれが間違っていることを言ってるようには思えない。
繰り返すが、子供はかわいい。 子供を見ると、心が和むことは間違いない。 しかし同時に、この子は成長していくと他人に対する憎しみも持つし、 それこそ社会保障制度を支えるために国の犠牲にならなければならないなどと思うと、 不憫でならないとも思う。
生まれてきて幸せとか、 産んでくれた親に感謝しているとかいうやつは、 そう言うようにプログラムされたロボットとしか思えない。
むしろ、おれのように生きることに苦しんだり、 果てに他人を殺してしまうような人間の方が、 よほど人間的である。
こういう記事を書くと、 狂ってるとか病んでるとかいうやつがいる。 でも、おれからすると狂ってたり病んでたりするのは、 あなた方なんですよ。