ルシファーを見ていると、七原くんのことを思い出す。 七原くんをご存知だろうか? ニコ生で活躍してた底辺人間のことだ。 セブンと呼ばれ親しまれていた彼のことだ。
ルシファーは、 国試で失敗が続き、すっかり自信を失ってしまったのか、 去年の夏頃と今では目つきが変わっているのだが、 これによってより一層七原くんに似てきた。 時々片目だけを瞑る仕草も七原くんにそっくりだ。 これも自信のなさの表れだろうとおれは考えている。
七原くんについては、 まとめ動画を何本か見れば、どういう人間だったかがわかるだろう。
教えてくれくれ病
ルシファーと七原くんの間には共通点がある。
共通点の一つ目は教えてくれくれ病だ。
七原くんはなにかわからなくなるとすぐに「教えて!教えて!」とリスナーに請い(というか迫り?)、 勝手に何か失敗した時は「何で教えてくれなかったんだよ!!!」とキレることもある。 ルシファーは騒ぐと家を追い出されてしまう恐れがあるため声を荒げてキレることはないが、自分の頭では何も考えることが出来ず、 「一体どうやったら受かるのか教えて下さいよ!」などと 教えを請い続ける点は似ている。
この教えてくれくれ病は主に低学歴・底辺の人間に共通する病気として知られていて、 教えてもらわないと何も出来なかったり、 あるいは何でも教えてもらえると思っていたりする病症なのだが、 ルシファーは一応高学歴ではあるのに教えてくれくれ病を発症してるという点がおれにとってはかなり意外だ。
以前に、ルシファーは舗装された高速道路の上しか走れないという話をしたが、 高学歴なのにこの性質があるやつは本当に使えない。 なぜならば、高学歴がつくような仕事は、あまり舗装されていないところを進まないといけないことがほとんどだからだ。
過去を省みることが出来ない
もう1つの共通点は過去を省みることが出来ないという点だ。
七原くんはFXと競輪が好きで、家賃支払いもままならないというのに 全財産を車券に突っ込んでしまい、外した挙げ句「どうしてこうなるんだよ!!!」と 嘆くのがお決まりなのだが、 次の瞬間にはその失敗のことはすっかり忘れてしまっていて、 また同じことを繰り返す。
これは、ルシファーが国試に落ちる度に「どうしてこんなに勉強してるのに受からないんだろう」 と嘆く姿と似ている。 ルシファーも、 失敗しても特に反省せず、同じような勉強をし、翌年もまた落ちるを繰り返す。
ルシファーは国試に対してずっと受け続けていればいつか受かると言っていて、 選択肢に確信がない場合は確率論に従って選んでいるようなので、 これはこれはギャンブルをしているに等しいといえる。 彼のとってる方法は「オカルト馬券術」というのに近い。 実際に本人としては、実力だけでは受かりそうもなく、 最後の10点をギャンブル要素でハネるしか合格はありえないということがわかっているんだろう。
だけど、傍から見ていると、 七原くんの場合は、お金に余裕がない人はギャンブルで勝てないというのはよく知られた事実だからギャンブルをやめた方がいいし、 ルシファーの場合は、勉強不足の人は試験を突破出来ないというのもよく知られた事実だから勉強した方がいいということが明らかで、 どうしてこんなことに気づかないんだろうと不思議に思うわけだ。
ルシファーは国試を諦めて七原くんのように生きよう
ルシファーを見ていると、七原くんを見ていた頃を思い出す。 とても懐かしい気持ちがする。見た目もなんとなく、似てはいる。
確かにルシファーと七原くんは学業の優秀さなどは違うし、 面白さがどこから来ているかも表面的には違うと思うが、 その他の部分は似ている部分も多い。 そして結果として両方とも社会不適合を起こしている点は完全に一致している。 総合的に考えると、本質的にこの二人に違いはないのではないだろうか、 面白さの本質も同じなのではないかと思えてくる。
ルシファーは115回を不合格になったあとひどく弱気で、 これ以上がんばっても国試に受からないのではないかという不安で押しつぶされそうになっている (リスナーには鬱病を心配されているが本人は否定している)のだが、 ついに「ワンチャン国試は諦めるかも知れない」という言葉を発するようになった。
おれは、それがいいと思う。 何も高いIQを生まれ持った人間が全員医者や弁護士をやっているわけでもなく、 IQは高いけど底辺ジョブをして生きている人だってたくさんいる。
ルシファーは、国試を諦めたところで一体何をすればいいのだろうと悩んでいるが、 七原くんのように派遣に登録して、そこで毎日まじめに働き、実家を出て自活し、 空いた時間で好きな大学数学をやったり、ツイキャスやユーチューブをすればいいと思う。 おれは、それがルシファーにとって一番合う生き方だと思っている。 筑駒東大理三卒底辺系配信者として人気が出るんじゃないかな。