高専出身者のレベル
おれは色々な会社で働いてきたので、 中には高専出身者もいた。
高専出身者を分類しよう。
- 高専、大学編入、博士
- 高専、大学編入、修士
- 高専、大学編入、学士
- 高専、専攻科
- 高専
このうち、1,2はマシな傾向がある。 高専の実践寄りのマインドと、 大学で一定研究をした経験がブレンドされて、 良い個性になっている。
3は、2に比べて大学の期間が半分しかないことからも ブレンド量が足りないが、大学的な考え方は一定身についている。
問題は4と5である。
こいつらは全く話になってないことが多すぎる。 論理的思考力が明確に欠如している。 故にコードや文章も論理的な破綻が所々に見られる。 英語などの一般教養も低く、命名がぎこちないこともある。
高専とは何なのか
高専というのは一体何なのだろうか。 おれは中学受験をして麻布中学に進学したので、高専に行くという人は見たことがなかったのだが、 どうやら高校受験の時に一般的な高校受験をせず、高専というのを受験して入るらしい。 高専は5年制で、その間に大学の工学部課程を終了するということになっているようだ。
これだけでも、貴様は何を言ってるんだという気持ちにならないだろうか。 そもそも、地元のトップ校にも行けない馬鹿を集めて どうやって5年で大学レベルの課程を終了するのだ? きっと、教養を全部捨てた上で、工学の浅い部分だけを急ぎ足で履修させているだけだろう。
今では日本のまともなエンジニアのほとんどは最低でも修士卒だが、 難関大学の入試を突破するために相当の勉強を必要とするし、 特に旧帝大クラスの数学では思考力が低いと手も足も出なくなるほど難しい。 おそらく問題文すら理解出来ない人が大半だろう。 旧帝大では、こうして選抜された秀才たちがそれから6年間、東大や京大出身の教授たちに指導されて 工学的センスと論理的思考力にさらなる磨きをかけるのだ。 それをすべて省いた教育の結果は自明である。
京大ゼレンスキーで有名になったあみきは高専を中退して、京大に編入ではなく 正規入試を突破して入学している。 彼が高専というところに対してどういう評価をしているかは、 浪人百万遍第一版を読めばわかる。
あみきは、奈良高専のトップである。 奈良高専というのは高専の中では偏差値が高い方の高専のようだ。 高専の先生からも東大や京大といったトップ大学への編入は 余裕であると言われていたようだ。 しかしあみきは高専を中退して京大への正規入学を目指した。
なぜかというと、あみきは高専のぬるさに絶望したからである。 自分のように大して勉強しない人間でも一番になれてしまい、 他の人のTOEICの点数を見ても400だとか500とか舐めた点数しか取れていない。 こんなぬるい環境で一番になって、それで東大や京大に学士編入したとしてその人生に何の意味があろうか。 編入を目指す同級生のなんと浅ましいことか。 こんなぬるい環境にいてもしょうがないから今すぐ中退し、京大の正規入試という試練を自分に課すべきだ。 こんな考えだったようだ。なかなか骨がある。 結局紆余曲折あり、あみきは4浪目で京大に入学した。
これだけでも高専というところがどういうところなのか推し量ることが出来るが、 高専批判については良くまとまっているブログがある。 相当な熱意があるのかめちゃくちゃ長いが、休みにでも読んでみるといい。
高専に存在価値なし
おれの考えだが、 高専はもはや存在価値のない職業訓練機関なので即刻解体すべきだと思う。 これは、もはや社会は高専のような教育を受けた人間を必要としていないからだ。 高専が最初に設立されたのは1962年のことだが、 この頃にはとにかく手を動かす下級工学ロボット人間が必要だった。 時代もあり、初期の高専には世代の中でも優秀な人間が集まったらしい。 そして彼らが設立の目的どおり、日本の高度成長期を支えたことは事実である。
しかし今はどうだろう? 今は高度成長期のように、とにかく手を動かす実践下級工学ロボットの需要はない。 しっかりと大学で正規の理工学教育を受けた理系人材以外はエンジニアリングの場では邪魔になるだけである。 また、そうでない人間をエンジニアリングに関わらせていることが、日本が産業分野において 海外に劣後している理由だとおれは考えている。 おれが「旧帝大 or die」と言ってるのは冗談ではなく、もはやそのくらいの頭がないと 存在するだけ邪魔だということだ。 これも近い将来には「博士 or die」になってくるだろう。 その時、高専出身者には仕事があるだろうか?
もし今高専にいる人がいたら、学歴を洗浄するためという浅ましい理由ではなく、 正当な理工系教育を受けるために大学に編入すべきだと思う。 特に、旧帝大のような難関大学の教授レベルには、人類最高レベルの頭脳を持つ人間が 集まっており、彼らから学ぶことには大変な価値がある。
もし3年修了時に高卒資格がもらえるのであれば、 そのまま直に大学の正規入試突破を目指した方がいい。 とにかく、高専で訓練するより大学で学ぶことをオススメする。