掛け算の順序を逆にして答案にバツをつけられる日式問題があります。 これに対して、理系出身の私が一つの解を示します。 もし答案にバツをつけられたら、この記事を見せて主張するとよいでしょう。
掛け算順序問題勃発!!!
これが日本の公立教育の偉大なる成果です。 何十年もかけて、日本を破壊したXXX(ご想像におまかせします)のみなさま、ご満足ですか?
「掛け算順序問題」は定期的に巻き起こる問題であり、 日本の公立教育がいかに終わってるかを示す一つの例といえます。
この解答についてバツをつける教員はある意味、 神戸のカレーいじめ教員よりも悪質です。 なぜならば、日本の未来を破壊しているからです。
このようなことも正しく理解出来ない人間が増えると、 そういう人間が意味もなく経済の発展を妨げることになります。 それが今、日本が経済発展出来ていない理由です。 日本の教育レベルが高いというのは嘘です。 低いから、経済発展出来ないのです。
この劣悪な教育が積み重なり、 このようなトンチンカンなツイートに対して いいねをつけるバカが大量生産され、 この低レベルな話題について盛り上がるのです。
なぜ盛り上がるのか?
なぜ、この話題が盛り上がるかというと、 ちょうど盛り上がりやすいレベルだからです。
私のようにきちんと勉強してきた人間からすると、 見た瞬間に誤りに気づくため、議論するにも値しないレベルのことなのですが、 社会には小卒にも満たないレベルのゴミが大変多いということです。 全員カーセックスザルです。
「なぜこれが間違いなの?」と言って 答案を晒してる親も、さも自分はわかっている風を装っていますが、 実際は何もわかってないのです。
可換則???
この問題に対して、数学を専攻していただけの人は、 「掛け算には可換性がある」ということを主張しているのですが、 実はこの主張は何の解決にもなりません。 この主張をする人は真に頭が良いとは言えないと思います。
なぜならば、それは実際になぜこの問題が起こるのかを一切見ていないからです。
掛け算の交換法則は指導要領の一部
しかし一方で、この可換則については、指導要領の一つとして挙げられていますから それを持って、答案にバツをつける行為が誤っていることを主張することは正しいです。
内容の「A数と計算」の(3)のイについては,乗数が1ずつ増えるときの積の増え方や交換法則を取り扱うものとする。
真の問題は何か?
それでは真の問題について考察してみましょう。
ツイートの内容を見てみると、この人があることについて理解を誤っているということがわかります。
それは、「掛け算の右側に来る数字に単位がない」と思いこんでいることです。
だから、掛け算を逆にすると単位が変わってしまうと思い込んでいるのです。
しかし、この議論は誤っているのです。
さぁ、単位を意識する時間だ
単位を意識すれば、この問題は明らかになります。
元ツイートが言及する2つの例題について正すと、
- 7(個/袋) x 4(袋) = 28個
- 4(袋) x 7(個/袋) = 28個
- 6(cm/箱) x 2(箱) = 12cm
- 2(箱) x 6(cm/箱) = 12cm
です。
単位をつけることによって、この人の理解を正すことが出来ました。
良かったですね。
単位が割り算の形!?
単位が割り算の形である言われてもピンと来ない人は、 勉強をしてこなかったのでしょうと思います。
中学の物理では、速度の単位はm/sなどと習いますから、 中学校も行ってないのでしょう。 (公立の中学のことは知りません。少なくとも麻布中学では習います)
大学受験をする場合、物理や化学ではこの単位を意識することで検算に役立つというテクニックもあります。 例えば、求められているものの単位がmなのに、求めてしまったものの単位がm/sであれば、 どこかで時間次元をかけることを忘れてしまっているということがわかります。
大学に入ると、工学部では特に、微分の単位を意識することも必要になってきます。 「単位を書く」とことを要求される場合もあります。
単位を意識するというのはとても大事なことなのです。