コンプレックスがない

みなさんはコンプレックスがあるだろうか。

よくあるのは学歴コンプだろう。 早慶に行きたかったのにマーチにしか行けなかったとかだと、 学歴コンプレックスを持つ人が多いと聞く。 というか、wakatte TVを見てるとそういう人を山ほど見にする。

中学受験でよくあるのは、御三家レベルに落ちてティア2に進学した場合。 麻布栄光に落ちて浅野とか、開成に落ちて海城とか。 これを一生コンプレックスに思う人もいる。

中には、麻布に落ちて栄光に進学することになったことがコンプレックスという贅沢な人もいる。 おれは両方受かったが、実際片方しか受からない人というのは実際のところ山ほどいる。 これは補欠があまり出ていないことからわかるだろう。 おれの周りだと、麻布か栄光で14人受かったが、どちらも受かったのは5、6人だけだったと思う。 ダブル合格するには実力も必要だが、運も必要だ。 まぁおれの場合は圧倒的な実力によるものだが。

あとは見た目のコンプレックス。 顔が悪い、身体が小さい、手足が短い。 発達が悪くて顎の形が悪いとかは顎切りをすることもあるらしい。 有村架純の姉がゴリゴリに骨切りをしたというのは有名だ。 今もハードな副作用が残っているようだ。

運動が出来ないこともコンプレックスになる。 勉強が極端に出来る人の中には、アスペ系の人が多くいて、 こういう人は動きがぎこちないから運動が出来なかったりするのだが、 本人は結構コンプレックスに思ってることがあるようだ。 こういう人は、自分は勉強しか取り柄がないことを自覚するから 勉強だけは本当に出来たりする。 競プロ界隈にも、自分には競プロしか得意なことがないから という理由で、競プロの普及に命を懸けてる人がいる。

あとは性的なコンプレックスか。 男なら、短小、細い、重度包茎。 女なら、胸が小さい、乳首が汚い、おしりが小さい、あそこが汚い、など。 幼児愛者の中には、こういったコンプレックスがある人がいると聞く。 つまり、まともな大人の女とやってみた結果うわぁ・・・という感じになってしまい、 自分の細ちんこを幼女にぶち込むしかなくなってしまうというロジックだ。 女性にしても、最近はあそこの形を整える手術まであるそうだ。 「Just the way you are (ありのままの君で)」という曲を聞いた方がいい。

ようやくおれの話に移るが。 おれは上に挙げたようなコンプレックスだとどれも持ってない。 学歴に関しては、京大卒であることを超絶誇りに思っている。 京大電気教室の出身であることも誇りだ。 東大コンプというのはネタだから。 見た目もいいだろう。特に若い時はかっこよかった。 運動も出来る。ずっとリレーの選手だし、パワーもある。 性的なコンプレックスもない。頼むよ。

このように、おれには上に挙げたような一般的なコンプレックスがまるでないから、 これらのコンプレックスのある他人がどういう気持ちなのかまるで理解できない。 だから、相手のコンプレックスをネタにして「おい低学歴」などと言っていじってしまったりするのだが、 果たして相手にとってそれが良いことなのか悪いことなのかさっぱりわからないのだ。 経験がないから。

何なのだコンプレックスとは。 知りたい。コンプレックスとは何なのだ。教えてくれ。

おれの中にコンプレックスはないのかと深く考えてみた。 すると、いくつかはコンプレックスがあることがわかった。

1つ目は、英語に関するコンプレックスだ。 おれは英語は話せないわけではないし、日式上位の英語力は持っているのだが、 やはりネイティブに比べると圧倒的に劣る。 非ネイティブなんだから仕方ないじゃんという気持ちではいるものの、 相手の言ってることがわからなかったりすると、 おれは国際人じゃないのかと悔しくなることはある。 これはコンプレックスと呼んでいいだろう。 だからおれは今、英語をハードに勉強している。

2つ目は、理学部コンプレックスだ。 おれは工学部の出身だが、やはり理学の方が工学より 上であるような気がする。これは特に京大だからこそ強く感じるのだろうか。 特に、数学と物理学へのコンプレックスがある。 おれは理学から逃げた人間なのだという感覚があり、 理学部出身の人間には一定の敬意を払うようにしている。 日立に入った時、おれが希望していたリナックス部に配属されたのは 京大理学部数学科の出身のやつで、 リナックスの研究開発をするには高いIQが必要だから、 京大理学部数学科の方がその分野に相応しいと言われたことが悔しくて、 発表を聞いた時は目の前が真っ暗になり、その晩は寮の部屋で泣き通した。

3つ目は、似たような話だが、 情報学コンプレックスも多少はある。 京大電電は専門科目の選択に関して自由度が高く、 情報学部の授業をとることも可能だった。 だからおれも情報学科の授業をかなりとっていたが、 それでもいくらかは電気や電子の授業をとらなければならず、 故に自身はピュアに情報系ではないというコンプレックスが一応はある。 ただこれは、Githubでコード公開してある程度認められたりしたことによって 今はあまりないのだが、 特に在学中は強かった。 電電代表として情報の授業をとっていた。

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