beautifulhugoを見限る
日頃から読んでくれているファンの人は気づいていると思うが、 当ブログ「テストステ論」の見た目を大幅にリニューアルした。 これについては1年以上前からやらなければいけない状況ではあったのだが、 リニューアルするとなると色々と実験や作業が必要で、 まとまった時間を作れなかった。
おれが使っている静的サイトジェネレータはHugoで、 Hugoについては以前のはてなから移行してきた時に色々と記事を書いたので、 新しく追加された検索画面で調べてみてほしい。
HugoからZolaというRust製のソフトウェアに移行するという案もあって、 Zolaについては結構な調査を行ったが、 記事の書き換えが多大に発生するため、結局しなかった。 ブログ執筆用のソフトウェアを作って、そこで定義する独自記法から HugoやZola用のマークダウンを生成するという案もあったが、 わりとどうでも良くなってやめた。
もう、Hugoにロックインされてもいいやという気持ちである。 実際問題、HugoからZolaに鞍替えしたとして、何か劇的に変わるとは思えない。
1年以上前からグーグルアナリティクスの新しいバージョンGA4への移行を 早くやれと言われていたのだが、 以前に使っていたbeautifulhugo というテーマは開発が微妙に滞っており、 GA4の実装すらも秒で行われないという状況だったため、 テーマを移行してからGA4に移行するということで方針としては決まっていた。
hugo-theme-stackへ
移行の際には、 そのテーマが十分な機能を持っているかとか、 逆に複雑すぎないかとか、 色々なことを考える必要があるのだが、 結局、hugo-theme-stack に移ることにした。 実際の移行作業の前にはexampleSiteをいじって実験を行ったが、 ドキュメントサイトもわかりやすくて 迷いはほぼなかった。 Hugoのアップデートも必要だったが、brewで一発だった。
移行の結果としては、見た目が良くなったことや、 検索機能、disqusを利用したコメント機能がついたことは分かると思うのだが、 beautifulhugoを使っていた時はテーマのソースコードを直接いじって調整していたのが それが一切必要なくなったため、今後のメンテナンスが楽になったといえる。
検索機能
機能的な面でいうと、まず検索機能については インクリメンタルであるということと、非常に高速なため満足している。
以前に 当ブログの関連記事をtf-idfによって生成するようにしました で話したように、 自身で記事の関連記事機能を作っていたのだが、 あまり精度のよいものではなくて、最近では使わなくなっていた。
そもそも、関連記事機能というものの存在について、 効果があるのかよくわからなくなっていたというのもある。 今どき、ただ一方的に受け身で情報を得たいという類の白痴にとっては ユーチューブの方が楽だろうし、そういう人間にとってはユーチューブの関連動画機能は 確かに有効なのだろう。
こうした世界において、ブログに文字を読みに来る人間というのは むしろ自発的に情報を取りに行く人間であり、 そういう人間については、内部の検索機能を用意してあげれば 自発的に記事を探してくれるのではないかと思うようになった。 そうであれば関連記事はただの雑音になるし、ない方がいい。 こういうロジックによって、検索機能を重視することにした。
ただし、もし関連機能サービスのようなものが存在するならば、使ってみたいとは思う。 グーグルアナリティクスと連携したりすれば 良いキーワード抽出が出来るのではないかと思って、 自分で出来るのではないかと思った時期もあったが、結局やらなかった。
コメント機能
今回リニューアルでは、コメント機能の追加も行った。
ブログにはやはりコメント機能があった方がいいだろうと思うからだ。
どうやってコメント機能をつけるかというと、Disqusというサービスと連携している。 今どきのブログはコメント機能を外部サービスによって実現するものらしい。
外部サービスによってコメント機能を実現すると、 そのサービスが死んだ時にコメントが消失するという問題はたしかにあるが、 コメントの賞味期限は短いものだと割り切ることにした。 もし、未来永劫残したい意見があるのであれば、 おれのようにブログを書くべきだろうし、 さらにいうと、はてなのようなブログサービスを使うべきでもなく、 自身でサーバにデプロイすることで運営すべきである。 自分の意見を未来永劫残したいような奇人はきっと、そこまでやるだろう。
コメントをするためには Disqusというサービスのアカウントを作る必要があるようだが、 Twitter連携とかも出来るようなので、 そんなに手間ではないだろうと判断した。