今年の大学入試の結果が概ね揃った。 受験生のみなさん、おつかれさまでした。
今年特に話題となったのは聖光学院の東大合格者数と率がやばいことだった。 おれは聖光学院が本当に嫌いなので、まじでむかついている。 まぁこいつらはどうせスパタン症で死ぬから良いんだけど。
ワクチン少年院「聖光学院」次に話題になったのは母校の麻布高校の東大合格者が文字通り死んだことだろうか。 過去60年で最低らしい。なんでも54人とかそんなもんとか。
麻布の大学入試成績が悪いことは有名な話だ。 特に現役は悪い。麻布は7年制の学校というのは 外野が言ってることではなく、 中学入試の説明会で校長が言ってることである。 自由な校風ゆえに学生はそんなに勉強しないし、学校自体も 受験勉強を重視していないから叩いて勉強させることもない。 それ故に現役はどうしても悪くなる。 中の人間はまぁそれが麻布らしくていいじゃないの、とでも思ってる。
しかしそれでもおれの時代であれば現浪合わせて年に100人前後は東大合格者を出していた。 圧倒的に地頭のいい子を入試で選抜するから それを野放しにしてもそれなりの結果が出る。 それが麻布という学校だった。
しかし最近の麻布の大学入試成績が落ちてるのは、 以前に比べて地頭が良い子が減ったということではなかろうか。 現代では、聖光のような管理型の教育をしてしっかりと結果を出す ライザップ的な学校に需要があり、麻布やあるいは武蔵のように放牧系の学校は 人気を失っているのだろう。 そういう地合いに加えて受験成績の低下が拍車をかけて、 麻布の東大合格者数はトレンドとしては低下傾向にある。 悲しいことだ。 まぁおれはそのうち、放牧系の学校が人気を取り戻すと予想しているけど。
当たり前だが、武蔵の偏差値が上がってきたすべてが最悪で、しかもおれはこどおじで、 なーにが麻布京大じゃという気持ちになっていたが、 暗い話ばかりではないようだ。 どうも、首都圏の名門校から京大への進学数が増えているようなのだ。
首都圏の高校からで京大合格者数を増やしている学校が目立つ。インターエデュで確認した範囲だと、県立浦和9⇒19、麻布14⇒18、開成9⇒17、早稲田8⇒11、湘南8⇒11、日比谷4⇒11、城北3⇒7など。首都圏の最上位公立校にはもともと一定の京大志向があるが、今年はそれが強まっているやに見受けられる。
— 学参の番長 (@kosei_koetsu) March 10, 2024
なぜだろう? 東大に届かないから京大? 東大が怪しい場合でも東大にチャレンジして死んで早慶か、 あるいは東工大か一橋に行くだろうふつうは。 おれ自身が京大に行ったからわかるのだが、 京大に進学するというのは、下宿費用だってかかるし、 就職活動も大変になるし、 入試自体も前泊することになったりと色々不利な面があるから、 よほどの理由がないと京大に行こうとはならないのだ。 麻布から京大に行った他の同級生は 「親から離れたいから京大に来た」と言っていた。
だから、彼らには京大に行くよほどの理由があったことになる。 それは何だろうか?
おれへの憧れであろう。 あるいはおれという人間が京大という大学の良さを アピールすることに成功しているのだ。 したがってこれを「GAA効果(英名:GAA Effect)」と呼ぶこととする。
GAA効果によって、今後も首都圏の名門校からの京大進学者は増えると予想する。 その中でもおれは特に、京大に進学する麻布生が増えることに期待している。 麻布も京大も非常に自由な学風であり、麻布生にとって京大は、間違いなく居心地の良い大学となる。 だからとりあえず、東工大、一橋を受けるやつは全員京大を受けろ。 東大が怪しいやつも京大を受けろ。 そして京大をとりあえず50人出そう。 みんな、おれの後輩になりなさい。