今日も昔話をする。M1の時だっただろうか。おれはコードについて深く悩み、2週間もの間一行もコードが書けなくなった。全く眠れない日々が続き、精神が崩壊する寸前だった。
おれは悩んだ挙句、スコットのクロスバイクを飛ばして三条にあるカトリック協会に向かった。宗教がないからコードが分からないのだと考えたからだ。コードの世界では、欧米が強い。彼らはキリスト教徒である。神を崇めていることで心が安定し、コードについて悩まないからコードが強いのだと考えたのだ。おれはコードを一生の楽しもうと思っていたから、1つの宗教を一生信じることには何の矛盾もなかった。
そこではたぶん聖書の一部だったと思うが紙を一枚配られて、それについて宣教師らしき人の解説を受けた。アガペがどうとか、はっきり言って何のことだか分からなかった。ぶっちゃけていうとこいつら狂ってるとすら思った。結局おれはそれきり、カトリックには関わっていない。その後一応、新約聖書の翻訳版みたいなものは読んだが、それは古事記について学んだというのと同程度のことで、むしろキリスト教を信じる欧米人がどういう価値感を持っているかを知ることが彼らと有効な関係を築くことにプラスに働くと考えただけのことだ。
あの悩みがなかったら、今頃おれは20万人のうちの1人だったかも知れない。
ところで、清水富美加が幸福の科学に出家するらしい。
おれが彼女に出会ったのは変態仮面の映画だ。変態仮面は好きだったから映画館に見に行ったのだが、そこで猛烈な美少女に出会う。調べると、清水富美加という女優であることが分かった。しっかりとした鼻梁、柔らかそうな女性的な輪郭、美しい歯列。おれの理想だった。平成版吉永小百合という感じがした。
清水富美加は月給たったの5万円で働かされていたらしい。ほとんど無休で働かされて、望まぬ水着グラビアまでした。性の対象にされるのが嫌だったのに、Aカップのペチャパイを晒すのが嫌だったのに、事務所に無理やり脱がされたのだ。結果彼女は精神が破綻し、もとから心の拠り所にしていた幸福の科学に尽くす選択をした。
おれは結局カトリックにはならなかったが、悩んだ末に宗教に向かうという点では彼女に共感するところがあるし、レプロにTwitterアカウントを消されたあとも自分でアカウントを作って反撃に出るという点も骨があっていいと思う。彼女をテレビで見ることはもうなくなるけど、おれとしては応援していく。