英検一級スピーキングはくだらない

英検一級の二次試験は面接が行われる。 この試験は、トピックカードに書かれた社会問題について 2分で即興スピーキングを行うものだ。

したがってここには、「英語力」と「社会問題についての知識」が求められる。

今回おれは二次で大ゴケして不合格になってしまったわけだが、 これはおれの英語力が低いということ以上に、 社会問題についての理解が低いことが敗因だといえる。 もし、トピックについてサポートが浮かんだのであれば、 勝負論には持っていけた。

今回、二次の対策としては3週間かけて本を読んだわけであるが、 結局、社会問題というのが色々あって、それぞれに相関があるということが見えただけで、 頭にはちゃんと入っていなかった。

なぜかというと、これは負け惜しみに聞こえるかもしれないが、 そもそもおれが社会問題に対してどうでもいいと思っているのと、 英検で問われる社会問題があまりにくだらなく、場合によっては嘘を含んでいるからだ。 だから、ぼんやりとしか理解出来ないのだろう。

そもそも社会に対して興味がないという話は以前にした。=> 社会への興味のなさ

例えば、教育関係の社会問題としては、教育格差だったりそれによる少年非行の問題が よく取り上げられるが、勉強が出来ないことが理由で非行に走る人間なんか見たことがないし、 そもそも御三家に行けない馬鹿は生きる価値がないから論じるのは酸素の無駄である。 殺せよ、としかならない。

嘘を含んでいるという側面については、 例えば「化石燃料の使用」に関するトピックがあるとして、 これに対する共通の理解は、「化石燃料によって生み出されるCO2は温暖化に繋がる」 なのであるが、これは完全に嘘だ。

地球温暖化の原因は二酸化炭素とされていますが、鎌田浩毅・京都大学名誉教授はそもそも二酸化炭素の量が増えても「将来、長期にわたって温暖化するという結論は科学の世界では出ていない」と言います。 https://toyokeizai.net/articles/-/642296

コロナワクチンが人口削減に使われていることは事実だが、 食料問題や水問題について人口を削減すればよいということにして、 それを実現するためにコロナワクチンを打てばいいと言ったら、これもきっと、事実にも関わらず受け入れられないだろう。

このようにテンプレ的なトピックについて論じるという点と、 嘘(含ポリコレ)を前提とするということは、 たかだか10分の間でスピーキング能力を測るという観点からすると 最適ということだとは理解出来る。 これは、東大の数学問題がたかだか1問25分で解けるように 恣意的に設計されているのと同様だ。 短時間のうちに何かの能力を測るためには、 題材自体をかなり特化させる必要があるというのは一般的に正しい。 しかしだからといって、 英検一級の二次試験が正しいとはならない。

今回、おれが失敗したのは、 自分自身がこのテストに対して真剣に取り組めてないからだろう。 それが本番で露呈してしまった。だから、何も言えなかった。 そういうことだと思っている。

このように、 このテストはおれにとってかなり相性の悪いものである。 もはや英語力の問題ですらなくなってるように感じている。 割り切って対策して突破するということも出来るだろうが、 嘘をついてまでとる価値のある資格だろうか。 仮に合格したとして、心の底から嬉しいと思えるだろうか。 ただ虚しさが残るだけのような気がする。 コロナワクチンに関しても「メリットがデメリットを上回る」などという嘘に基づいて 接種が推進されたわけであるが、 そういった嘘に対して疑わず、 つべこべ言わずにワクチンする従順な羊になることが英検一級の合格に必要なのだとしたら、 そこまでする価値はないように思う。

これが今、英検一級を棄権するかどうか悩んでる理由である。

ここらへんの話については前にも書きました。

英検一級スピーキングはくだらない
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