ブログの日付を見るとちょうど9ヶ月前に、おれはこの30m2 1Kの糞狭い独身部屋から、ジャンクがぶちこまれただけのダンボールをすべて消し去ったわけだが、その結果を報告しようと思う。
仕事がないので断捨離したなぜ、あなたは断捨離が出来ないか?
断捨離を出来ない理由としては、断捨離自体がめんどくさいということはほぼないはずだ。だってただ捨てればいいだけだもの。粗大ごみだって電話してシール貼って外に置いとけば持っていってくれるでしょう。断捨離自体は全く手間ではない。ではなぜ断捨離が出来ないか?それは、不要なものを不要と断ずることが出来ないからだ。
断捨離の根拠になっている理論はパレートの法則で、これは断捨離に対しては、「ここ最近使ってないものはたぶん今後使うことはない」と応用することが出来る。パレートの法則については以下の記事で説明した。
そして、さらに断捨離を支える理論は、期待値の計算と、東京の1m2あたり家賃の高さだ。
期待値というのは、捨てるものの値段がvとして、それが今後必要になる確率がpならば、期待値はpcで表せるというものだが、もしこれが自分の収入に比べて十分に安いとか、それを置いておく床面積の家賃に比べて安いのであれば、理論的に捨てることが出来る。
これらを踏まえた上で、もし、断捨離によって捨てるものが今後必要になる確率が0であることが言えれば、迷わず断捨離することが出来る。
あれから9ヶ月、何一つとして買い直していない
自分でも衝撃的なのだが、9ヶ月前に断捨離したものの中には、間違いなくゴミというものが大半だったが、中には「もしかしたら今後必要になるかもなぁ。でも場所をとるしとりあえず勢いで捨てよう」という気持ちで捨てたものもあったのだが、実際には、それらは一度も必要になってないし、この9ヶ月の間に一度も必要になってないのだから、なおのこと今後も必要になることはない。
断捨離の結果、部屋は広くなったし、ゴミが積み重なってないから見た目も良くなった。ハウスダストの温床が消え去ったのだから、空気もきれいになっただろうし、そもそも部屋を掃除しやすくなった。部屋を掃除するにしてもまずは床にあるものをどける必要があるから、それをどけるスペースがたくさんあるというのは掃除のしやすさに直結する。
断捨離はいいぞ!?
断捨離というと、大体は「妻にフィギュアを全部捨てられた。離婚したい」などのネガティブな文脈で語られるものだと思うが、少なくとも独身男性のおれが自分の意志でやった結果からいうと、断捨離をすると決めたのは、素晴らしい決断だった。
意外な効能としては、断捨離を一度経験すると、「これはまた断捨離対象になるだろうな」という断捨離眼が磨かれて、余計なものを買わなくなる。あるいは、断捨離した時の不安やめんどくささを二度と経験したくないという思いから、そうなったという説もあるが、とにかく、ものを買わなくなる。従って、断捨離は消費を冷え込ませることになる可能性がある。これが欠点だ。欠点だで終わるわけにはいかないから解決案を示そう。
断捨離 + 消費税0% = 最強
断捨離をしても消費が冷え込まないようにするためには消費税を0%にする他ない。消費税を上げると断捨離がさらにしにくくなり、より部屋は狭くなり、汚くなり、国民の肉体的精神的な健康は失われ、それによる損害も生まれてしまう。こういうものをFalse ecomonyという。消費税を上げたから景気が悪くなったというのを、消費税が0%だったら今頃税収はどうなっていたかというシミュレーションをしてる経済学者もいるけど、おれは、断捨離は素晴らしいものであり積極的にすべきだから、断捨離がしやすくなるように消費税を0%にしてほしいという論点で主張していこうと思う。
まぁ、収入がないから消費税増税がまじで痛いって話なんですけどね。