四谷大塚のC会員に受かったあたりからすでに私が算数が得意で、塾の中でもかなり上位にいました。
でも、一番ではなかったです。自分より算数が強い子はいて、一人は麻布から東大理1に行きました。もう一人は他の科目が苦手すぎたのかプレッシャーに弱すぎたのか、浅野に行き、その後どうなったかは知りません。算数が一番出来るのは、自分の認識では、浅野に行った子の方で、全く勝てなかったです。塾内のテストも、自分が150点中140点をとっても、そいつが145点をとってるとかで大体負けてました。この子についてはとても変わった子だったので、また別途話します。それでも一応、私の算数力はすでに、塾内では上位でした。
中学受験の塾というのはどこでもそうだと思いますが、クラス分けがあります。小学生のうちから人間の順列を与えるというのは教育上良くないという指摘もあるようですが、私もそう思います。
私は自分より出来の悪い子をバカにするのが好きでした。「どうしてこんなのが分からないの?わざとやってるの?」「なんでそんなに遅いの?」と、本当にそう思ってるから言ってましたが、とにかく周りから煙たがれていたとは思います。外部のテスト会場でも周りの子に「君頭悪そうだね」と話しかけたり、最悪だったと思います。これは最悪中の最悪ですが、栄光学園の本番でも後ろの子にやってしまったのを覚えています。彼が落ちたのであれば本当に申し訳ない・・・。
でも、本当に頭が悪そうだからそう言ってました。嫌がらせをしてるわけではないのです。母の言うには、目の細い女の子に対して、どうして目を閉じてるの?と言ったこともあるそうで、嫌がらせ目的でそういうことを言ったのは今までの人生で一度もなく、すべて正直に言ってるのですが、社会通念的にいうと害悪だったと思います。この点は今も昔もあんまり変わんないです。
クラス分けでは、国算社理の中で国語と社会は実力どおりずっと二組でしたが、算数と理科は一組にいました。しかし、授業中に飽きてしまうと授業に集中出来なくなってしまいうるさいため、塾内でめでたく制裁されて二組に落ちました。
今大人になって考えると、一人の生徒をお灸を据えるためにクラスを降格させるとかいうのは尋常なことではなく、親が親ならブチ切れてくるところでしょうし、きっと親も結託していたのでしょう。それで生徒がいじけてしまうと、塾としては大損だし、二組に落としても二組ではやっぱりうるさくなるのは目に見えてますから、相当な決断があったように思います。塾をやめさせられなかっただけ良かったと思います。とにかく、クラス降格させられました。こんな経験した人いないでしょうね。優等生はだいたいお利口さんですから。
それからは、クラス分けテストで一組より良い点をとってバカにしてやるというのが楽しみになって結果楽しんでましたが、二組では二組の面白いやつと一緒になって馬鹿騒ぎしてたため、今度はそいつと一緒に窓の外に机ごと移動させられました。ドアを閉められて、授業の音が全く聞こえてこなかったです。
今となっては良い思い出ですね。結局、どこかのタイミングで一組に上がったような気もしますが、ずっと二組だったような気もします。算数の上位陣だけが参加出来る特別教室に、二組だけど特別に参加してた記憶があるので、もしかしたらずっと二組だったかも知れません。途中から志望校対策中心になって、さすがにそれで昇格したような気がしてきました。
今日は、“ちょっと"変わった子供だったという話を思い出として語ってみました。