ユーチューブで池沼文系論理について話したら反響が多かったので、 今までも記事の中で軽く言及したことあったが、 この機会に一つの記事として残す。
池沼文系論理とは、おれが京大時代に「文系は変な論理で話すことがある」と気づいたことをきっかけにして、 いくつかの例について整理したところ法則に気づき、その当時おれは文系を池沼文系(池沼は知的障害者の意味) と呼んでいたから、池沼文系の論理ということで池沼文系論理と呼ぶことにしたものである。
池沼文系は、

池沼文系論理とは、 形式的に表すと、命題P→Qがあったとき、そこからQ→P(逆)や、対偶の逆である¬P→¬Q を導くことである。
池沼文系と会話していると、実にナチュラルにこの誤った論理を多用してくることがわかった。 ただ頭が悪いからか、あるいは意図的にやっているかはわからなかったが、 文系の学問というものがそういうものだからというのは一定ありそうだと考えている。
ユーチューブのコメントで知ったのだが、これは誤謬(ごびゅう)というらしい。 調べてみると特にそのうち、後件肯定、前件否定というのが上で述べた2つに相当する。
例を挙げると、
- 後件肯定: 殺人事件が起きたとして、その犯人が殺人現場にいたことは真でよいだろう。 しかし、殺人現場にいた人のうち一番怪しそうな人を一人捕まえて強制的に自白させれば それは冤罪になりかねない。
- 後件肯定: 昨今強姦事件がよく報道されるが、 お互いに合意があれば抵抗はしないというのは真として、 そこから、抵抗しないなら合意があるとしてしまうことは誤りだとわかるだろう。
- 前件否定: 例えば、なにかを言われた時に、反論するならば否定しているは真として、 反論しないならば肯定しているとしたらどうだろうか。 実際、このような論法はよく使われている。
論理を正しく使いこなすことは、自分が誤ったことを言わないためにも大切であるし、 他人の言ったことを誤解しないためにも大切であるように思う。 この前、境界知能の人が、変数を変数のままで留めておくための能力が欠如しているが故、 誤読をして他人を誹謗中傷することを説明したが、 これも、池沼文系論理のようなものである。 また逆に、自分が誹謗中傷されていると思う時でも、実はそれは全く別の人のことを言ってる ということもよくあり、そういった場合に非論理的な被害妄想に囚われて統合を失わないためにも、 このようなセンター試験レベルの初歩的なものであっても、 形式的に論理をとらえる訓練をしておくと役立つし、 他人が言ってることを馬鹿にして楽しむことが出来たりもする。