人はなぜ髭を生やすのか

おれがGithubで使ってる写真がこれ。 これは、2014年かそのくらいだと思うが、 日立の同期の結婚式に行ったときに、なんとか丸みたいなのに乗って、 そのときに別の同期が撮った写真があまりにキマってるのでずっと使い続けているものだ。 おれの中で、ソフトウェア開発者の口癖は「Yeah」であり、まさにこの写真は、「Yeah」なのだ。

というわけで今回はおれの髭の歴史について話す。

おれはテストステロンが高いため、 性的にも目覚めが早く、髭が生えるのも早かった。 高校のときには、生やそうと思えばもっさりと生えただろという実力はあった。

思い出せる中で一番最初にちゃんと生やしたのは浪人をしていたときで、 ジャックスパローに憧れていたわけではないが、 なんとなくあの感じで髭を生やしていた。 そのまま京大を受けた。 どこかに受験票があったはずだが、少し探しただけでは見つからなかった。 また今度掃除したときに見つかったら載せることにする。 髪の毛は茶髪であり、完全にイカれたやつだった。

大学時代もなんとなく短期的に生やしてみることがあったが、 明らかに生やしたのは、大学院生のときで、このときはすごかった。過去イチで生やしていた時期と言ってもよい。 このくらいになると何が起こるかというと、ハンバーガーを食べると髭がケチャップ味になるというのは当然として、 寝てる間に口ひげを食べるようになる。一度チャレンジしてみてほしい。

髭は、2週間くらいである程度生えてる感じにはなるが、大体3ヶ月くらい生やすとマックスフォームになる。 そこからはあんまり変わらない。 髭の見た目変化というのは髭の長さに対してlog関数を描くもので、 髭の長さが5センチになったら、それが6センチになろうとあまり変わりはない。 この頃は、下宿先からスーパーに行くときに、地元の女子中学生に指を刺されて「もじゃもじゃー!」 と言われたことすらある。悪くない。おれはJCにも人気がある。

なぜこのときこんなに生やしたかというと、 就職先が決まり、それがお堅い日立だったので、もうこの人生で二度と髭を生やすチャンスはないだろうと思い、 命がけで生やしたわけだ。 だから、写真が残っているのだ。 当然、修士の公聴会もこのフォームで臨んだ。 日立に入ってからだが、やはり髭を生やした。 想定していた状況と違い、髭を生やしてる人はいたし、 (配属された部署が緩かったというのもあると思うが) 問題ないという空気だったので、ふつうに生やした。 ただ、九州の営業所に一ヶ月研修に行く機会があって、 そのときはさすがに剃った。意外かも知れないが、一応TPO的なものはわきまえる方だ。

その後も何度か生やして、上に貼った「Yeah」なおれもその一つだが、 最近また生やしている。

なぜ髭を生やしたくなるのか。 男は自分のテストステロンを誇示したい生き物だ。 髭はテストステロンの表現であり、髭を生やすことによってテストステロンが誇示出来る。 ブラックジャックではないが、ときどき馬鹿をやってみたくなるというのもある。

もう1つは、何かソフトウェアに集中したい時に髭を生やしたくなる。 多くの優れたソフトウェア開発者が髭を生やしているのは偶然ではない。 第一に、ソフトウェア開発が極めて理系的な仕事であり、論理的な思考のためにはレベルの高い男性脳を必要とするからだ。 また、母校の麻布学園の教員の言葉を借りるならば、 「野蛮な集中力」が 必要となることがある。だから、そもそも高テスはソフトウェア開発に向くし、 ソフトウェア開発に集中する時は自然と、テストステロンの象徴である髭を帯びたくなる。 今おれはRaftと戦っている。だから髭を生やしたくなっている。

お前らも高テスになれよ。

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