麻布高校は、全高校のうち唯一、東大合格数10傑を外したことがない進学校として知られている。 当然、その他の難関国立大学、例えば京大東工大一橋などにもそれなりには進学していて、 ここまでを合わせて、どんなに不作な時でも100くらいは超えてくる（昔は東大が100を超えていたので、150近かったはずだ）。 最近は京大合格者も少しずつ伸びており、おれはこれをGAA効果、つまりおれのおかげだと主張している。

=> GAA効果

その他は、早慶か、あるいはMARCHに進学することが多いが、 では、国立大学の中で、東京一工の次に合格者が多い大学はどこかご存知だろうか？

北大である。

実際に、麻布高校のホームページを調べてみよう。 比較のために、東京圏から新幹線で2時間程度で行け、難易度も東京一工よりは簡単な東北大の合格者もカウントする。

どうだろう。明確に北大＞東北大であることがわかるだろう。 東北大ならば新幹線で一本で行けるにも関わらずだ。

北大の医学部を除くと、基本的には東京一工以外を受けるのは、 学力が足りないからなのであるが、 正直にいうと北大も東北大も問題は標準問題であり、 中学受験によって処理能力が高められている麻布生からすると入試難易度は誤差でしかない。

では、なぜ明確に北大の方が人気なのだろうか。

いくつかぱっと理由は思いつく。

• とんぺいは臭い。
• とうほぐだいはきもい。
• 東北大はチー牛感がある。
• 青葉山キャンパスは坂があるらしくてだるい。
• また地震が来るっぽいから嫌だ。

など。

しかし真の理由はこうだろう。

「どうせ東京を離れるならば思いっきり遠くへ行って、 北海道でのびのび過ごしたい。 受験に失敗したから同級生とも会いたくない。 北大生として札幌のかわいい子をナンパしたり、 すすきので遊んだりもしてみたい。 旧帝大ならば麻布卒の（というか親のかも）プライドもぎり保てる」

加えて、実のところ北大は東京からのアクセスもそこまで悪くはない。 東北大の方がアクセスが良いことは間違いないが、 新千歳まで飛行機で飛んでから電車で一本なので、地理的な距離ほど遠くにあるわけではない。 実際のところ、京大に通う場合でも、 新横はアクセスが悪いし、新横から京都までも２時間ほどかかる。 その上京都駅から百万遍はバスで１時間ほどかかるし（しかも死ぬほど混む）、 結局おれの場合はD2Dで5時間くらいはかかっていたから、 実は北大の方が近かったまであるのだ。

旧帝大の並びは東大京大北大（その他）。 これが天下の麻布高校の公式見解ということになる。