安楽死を認めてほしい

この前の参議院選挙かなんかで、安楽死制度を考える会(通称安楽会)に投票した。 これは血迷ったわけではなく、おれは人間は生きるのと同様に、死ぬことも自分で選べるべきだと思っている。

無期懲役万歳の小島くんが得たもの

で話したとおり、この世界は、特にこの国は、 社会に適合しない人間にとってはとても生きづらい国だ。

社会に適合しないと、極端に生きる道を狭められてしまう。 適合しない場合でも、生きる道はある。 アーティストだったり、大道芸人だったり、研究者だったり、あるいはユーチューバーや芸能人だったりしても良い。 しかしどれも、極端に高い能力を求められたり、運も強く味方する必要がある。 だから、実質的に、社会に適合しない場合は、生きていく術を失ってしまう。

おれももちろん、自分の社会不適合性を覆せるほどの 才能が自分にないことはわかっている。 何にしても、凡人よりは優れてはいると思うが、突き抜けているわけではない。 それでは残念ながら、社会不適合者として生きることは出来ない。

おれは今持っているお金が尽きたら死のうと思っている。

この国は、社会不適合者を障害者とみなさない。 おれは学歴が余計にあるから、生活保護などを受けることも出来ないだろう。 きっと、「社会に適合して働け」と言われるはずだ。 こんなことならば、京大なんて行かなければよかった。 社会不適合者は学歴なんかつけない方がいいと思う。

社会に無理やり適合して生きるくらいならば、死にたい。

その際には、出来るだけ楽に死にたい。

おれは、生に対してあまり後悔がない。 やることはやったと思うし、このまま生きていても、 将来的に豊かになっていく未来を見れるだけで、 その人生に何の意味があるかはわからない。

いや、意味はあるか。 しかし、その未来は全世界100億人の生きている人が、 たまたまこの時代に生きているという理由だけで 経験出来るものであって、特別に価値のあるものではない。 なんなら、アインシュタインでも体験出来ない。

貧困生活を経験してわかったこと「時間は平等。生きることが最高の贅沢」

生きていれば、楽しいことはある。 おれはネットでアニメを見るのが好きだし、 ゲームをするのも好きだ。 他人のゲーム配信を見るのも好きだ。 それを無条件で続けていけるのであれば、幸せだとは思う。

ただ同時に、 今までおれは人生を今まで十分に楽しんだと思うし、 それから比べると、 これから得られる楽しみというのは些細な話かなとも思う。

セックスは、人間というか生物にとって大事なことだとは思う。 仮におれが今童貞だったら、死にたくないと思うだろう。 しかしこれから先、今までセックスした女より良い女とセックス出来るとも思えない。 若い時に十分に楽しんだから、あまり後悔がない。

プログラミングに関しては、 自分のソフトウェアが広まって、他人から称賛されたり、 海外で使われたこともあるから、 かなりマシな方だと思う。 ほとんどの人はそういう経験は出来ないまま死ぬから。

敢えていうと、英検一級をとらないまま死ぬのは嫌かも知れない。 競技プログラミングについては、レッドコーダーになれたら良かったとは思うが、 たぶん、無限に金があって無限に勉強しても良いと言われても、才能的に無理だと思う。 そこまでの競技プログラミングの才能があれば、社会不適合者として生きる道もあったかも知れないが、 そんな頭脳は持って生まれることが出来なかったし、 何より、こんなことをつらつらと書くことからもわかるように 鬱病傾向にあって頭があまりはっきりしないので、その意味でももう厳しい。 あんまり物事を深く考えることが出来なくなってきた。

今日も水色に昇格出来なかったのだ。つくづく才能がないと呆れるしかない。 誰だおれとこんな白痴に生んだのは。

まとめると、これ以上生きていても、 今までより良いことが起こるとはあまり思えないし、 年齢が上がっていくこともあって能力はどんどん下がる一方で、挽回出来る目はもうない。 これから先の人生は一層のこと社会への適合がないと厳しくなっていくだろう。 それに、その人生自体にあまり興味もない。 おれは一般に言われる社会的成功というものに、そもそも興味がないのだ。 例えば、グーグルの社長になることにも興味がない。

ではこの期に及んで なぜ生きるかというと、死ぬのが怖いから以外に答えはない。

しかし、飛び降りて死ぬのも怖いし、オーバードーズで死ぬのは簡単ではない。

このまま本当に貯金が尽きたとする。 本当に、というかほとんど100パーセントその未来にたどり着くと思う。

その時におれは本当に自殺出来るだろうか? 気が朦朧として、ふらっと死ぬというのはあるかも知れないが、 どちらかというと自然な発想として、 おれをはぶった社会に報復することを選んでしまうと思う。

そうなった場合、 おれは腐っても鯛。 人生最後の仕事は自分のプライドに懸けて最高のものにしようと思うはずだ。 きっと、大勢の死者と、社会への恐怖を残して死ぬことになるだろう。 どうせなら、テッド・バンディやジャックザリッパーを超えようと思ってしまうはずだ。

そうなるくらいならば、自分で死を選びたい。 深呼吸をして、自分の人生には何の後悔もないと自分に言い聞かせたら、 息を吐く前にスイッチを押して、何の苦痛もなく眠るように死にたい。

なぜおれは生まれたのだろうか。 ただ不幸になるために生まれた以外に答えがない。

生殖をやめろ。

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